AqLetter
2006/12/23 21:51 - AS3.0
最近すっかり煮詰まり気味、かつ、関心が 3D 表現に偏りつつあるので手薄な状態ではありますが、そもそも私の Flash 作品はモーションタイポをメインとしていたんでありました。
それはシライカズトシ氏の letter effects (シライ氏のサイトの #11 で展示)という作品に非常に感銘を受けたからです。
これは Flash 5 のときに、MdN のFlash テクニックに関する記事で掲載されたものを見たのですが、いやーもう実に驚きました。
その後「FLASH-FACTORY」という書籍では、同じくシライ氏による AS1.0 でクラス化されたサンプルも見て再び触発されたりと、そのような永い過程を経て、私がモーションタイポ作品を作る際のインフラとなったのが、この AqLetter クラスです。
やってることはとっても単純。テキストフィールドを生成して、コンストラクタで読み込ませたテキストフィールドのプロパティとテキストフォーマットのプロパティを適用しているだけです。
「Sprite(2)」でも書きましたが、AS2.0 では以下のように、多少手間がかかりました。
- このクラスとは別途にムービークリップを用意
- そのムービークリップに対して AqLetter を適用
- ムービークリップの下部オブジェクトとしてテキストフィールドを生成
AS3.0 は AqLetter を Sprite 継承させれば、クラスにダイレクトにテキストフィールドが生成できるから実に楽チンですね。ありがたいことです
で、以下サンプル。
領域クリックをする度に表示する文字列を変えるサンプルです。 これは文字列をひとつの AqLetter インスタンスで扱っています。
このサンプルは、1文字につき、ひとつの AqLetter インスタンスを作成し、それを並べてひとつの文字列として配列しているものです。
各 AqLetter インスタンスに特定の動きをさせると、モーションタイポになります。
このサンプルでは領域をクリックする度に各文字がランダム位置に表示されるようにしています。 モーションタイポの原型の原型です。
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