新 3D クラス開発日記(5) ~ パッケージ<2> Aq3D.transform ~
2007/02/06 21:28 - AS3.0
今回はパッケージとクラスの第2回目、Aq3D.transform です。
Aq3D.transform
Aq3D.core で定義した Vertex と Poligon の表示オブジェクトの変形に関するパッケージで、以下の 2 つのクラスが属しています。
VertexTransform
Vertex クラスと対になるクラスで、Vertex の表示オブジェクトの変形・表示を担います。
- vertex
- 対象の Vertex オブジェクト
- type
- Vertex オブジェクトの表示オブジェクトの変形のタイプ
- info
- 変形に使用する各種変数のハッシュ
type には以下の 4 つがあります。
- "normal"
- 普通の表示をおこないます
- "pivot"
- 座標軸の円周軌道に表示オブジェクトが貼り付けられたような表示をおこないます
- "sphere"
- 球体上に表示オブジェクトが貼り付けられたような表示をおこないます。pivot の拡張版
- "none"
- 表示オブジェクトを表示しません
info は pivot と sphere で使用します。 詳細は後ほどそれぞれのサンプルとともに説明します。
PoligonTransform
Poligon クラスと対になるクラスで、Poligon の表示オブジェクトの変形・表示を担う Aq3D.skin パッケージの各クラスへの振り分け・中継をおこないます
- poligon
- 対象の Poligon オブジェクト
- type
- Poligon オブジェクトの表示オブジェクトの変形のタイプ
- info
- 変形に使用する各種変数のハッシュ
この内容は、そのまま中継先の skin パッケージのクラスへ引き継がれます
type には以下の 4 つがあります。
- "bitmap"
- 面にビットマップデータを貼り付けます。ムービークリップを BitmapData に draw することも可能
- "wire"
- 面外周を線で結び、ワイヤーフレームを表示します
- "surface"
- beginFill と lineTo を同時におこないます
- "zlight"
- beginFill による塗りつぶしをおこないますが、面の Z 座標によって明暗が変わります
info の詳細は後ほどそれぞれのサンプルとともに説明します。
今後のエントリーロードマップ
まだ、ふたつのパッケージについて未説明ですが、ここまでのクラスで、 最もプリミティブな形の「点を使った 3D 表現」を扱うことができます。
そこで Aq3D.skin と Aq3D.util の説明は一時置いて、次回は頂点を使った 3D 表現のサンプル掲示とソース配布、および Aq3D 直下にある WorldVertex クラスの説明を先におこないます。
今後は以下のような順序で説明する予定です。
- 頂点を使った 3D 表現の各サンプル掲示と WorldVertex クラスの説明
- Aq3D.util の説明
- 点を使った 3D 表現の残りのサンプル掲示と WorldPivot の説明
- Aq3D.skin の説明
- 面を使った 3D 表現のうち、bitmap を除いたものの各サンプル掲示と WorldPoligon クラスの説明
- AqGeom の説明
- 面を使った 3D 表現のうち、bitimap のサンプル掲示と説明