新 3D クラス開発日記(11) ~ 頂点を使った 3D 表現<3> type="pivot" ~
2007/02/12 22:17 - AS3.0
Aq3D.transform の VertexTransform の説明で、第 2 引数 type は 4 つの値があると説明しました。
今までのサンプルは type="normal" の場合でしたが、今回からは normal でない type の説明に移ります。
というわけで type="pivot" の話。
pivot が使えるのは、頂点を環状に配置した場合で、表示オブジェクトが、X 軸もしくは Y 軸の円周軌道上に、貼り付けられたような変形をします。
そして、第 3 引数 info で、以下のフォーマットにより、各種指定をおこないます。
dir は "x" か "y" 、flg は 1 か 0。
この組み合わせにより、4 つの表示パターンを実現します。
dir:"x"
dir に "x" を指定すると、scaleX に対して変動が作用します。 その結果、Y 座標軸を中心にして各頂点が軸回転をすることになります。
これを使用する場合は、頂点を XZ 平面上に環状配列する必要があります。
flg:0 の場合
|
flg:1 の場合
|
dir:"y"
dir に "y" を指定すると、scaleY に対して変動が作用します。 その結果、X 座標軸を中心にして各頂点が軸回転をすることになります。
これを使用する場合は、頂点を YZ 平面上に環状配列する必要があります。
flg:0 の場合
|
flg:1 の場合
|
以下のソースをパブリッシュする場合、それぞれ以下のように、fla の第 1 フレームでいずれかを include してください。
- dir="x" のときは coordinate_ring_x.txt を include
- dir="y" のときは coordinate_ring_y.txt を include
- ソース( pivot.zip 18.6 KB )