動くグリッド by tweener (6)[了]
2007/05/08 22:56 - tweener
本日、Adobe より CS3 シリーズの日本語版について正式発表がありましたが、そんな世間の潮流とは全く無関係に、動くグリッドの完結篇です。
つーか、Flash CS3 Professional アップグレード版の 26,000円という値段はいいんですが、Adobe の Flash 製品情報のページを見ていると、なんか複雑な気分になってきますよ。
まぁ、それについてはおいおい書くことにして、話を元に戻します。
動くグリッドにおいて、セルがトゥイーンを開始する順番は、以下の3通りです。
- 最初から
- 最後から
- ランダム
これは、0 から始まり増分が 1 で length がセルの数になる拡張配列を作り、その配列をそのまま、もしくは reverse() や shuffle() をおこない、addTween の delay に適用するという手法で実現しています。
配列 = [ 0 , 1 , 2 , …… , セルの数 ] 配列そのまま or 配列.reverse(); or 配列.shuffle();
でもこれだけだとあまりにも寂しいし、なによりショボい……
なのでもっとバラエティに富んだものにしたいと思います。
前回おこなった、モーション開始前の状態を定義する部分を独立させた考え方が、そのまま応用できそうです。
クラスファイル名は OrderDefine.as とし、その構成は StateDefine.as と全く同じにしました。
順番を決める関数の列挙(_00、_01、_02……)と、その関数を配列に格納する部分(init)。 そして、順番を決める関数の数、および、その関数自体を返す二つのパブリックメソッド、という構成です。
以下のサンプルでは、この順番に係る部分の改造と、ついでにトゥイーン開始前状態もちょっと複雑に変更しました。あと、も一つついでに addTween の transition も固定されたものでないように変更を加えました。
トゥイーン開始前状態は6種類、トゥイーン開始順は19種類です。
それぞれどのようなものなのかは、StateDefine.as と OrderDefine.as のコメント部分を参照してください。
- ソース( grid04.zip 13.1 KB ※ 2007/06/06 update)
以前のサンプルに比べると、はるかにインタラクティブ作品っぽくなりました。
ただステージクリックしてるだけのものなんて、インタラクティブもへったくれもないですか……
そもそもこんなサンプルに何か使い道があるのかと問われれば、グッと詰まってしまわざるを得ません。
まぁ実験ですから、こんな程度ってことで。
シリーズ
- 動くグリッド by tweener (1)
- 動くグリッド by tweener (2)
- 動くグリッド by tweener (3)
- 動くグリッド by tweener (4)
- 動くグリッド by tweener (5)