キューティーハニー
2006/02/11 22:04 - か・が行
あの庵野秀明ですら『愛』の一言で全てをチャラにするのか! 邦画を蝕む病理は相当深刻ですね。
ハニーの頭がパーだとか、夏っちゃんが不細工だとか、まぁいろいろ釈然としない部分はありますが、なんと言っても一番納得できないのは、ジルが植物系の魔物という、あまりといえばあまりな設定改変。 猫科野生動物の持つ残虐性こそがパンサークローの本質なのに……
それと、間延びしまくりな家出ハニーの新宿巡り。これだけは、いくら同人映画だろうと苦言を呈したい。
そしてわざわざ造語までしたのに、少ないし短いハニメーションも如何なものか。とは言え、ふつうの実写映画ではまずお目にかかれない絵のつなぎ方や構図は新鮮ではありました。
そんなこんなでいろいろ不満はありますが、ブラック・クロー盛り上げバックオーケストラの大げさな演奏挙動。これは実に良い。これがこの映画の最大の見所。原作のおちゃらけ感が実によく表現されている名シーン。このシーンだけは評価に値すると思います。
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初代アニメ。全編をつらぬくサイケな意匠が最高。特に最終回が面白い。 - 新・キューティーハニー コンプリートパック
脚本がちょっとアレなのと、永井豪キャラ大集合ぐあいが中途半端なのが難ありだけど、絵のクオリティはとても高い。
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