アップルシード
2006/02/12 21:18 - あ行
緻密に組み立てられた3DCG背景の中に立つ、動作はおろか表情までもが人間からキャプチャリングされたアニメ風な3DCGキャラ。果たしてこれにどういう意義があるのだろう。
キャラのリアルさということなら、人間+3D背景の方が楽かつ低コストで作れるだろう。
求めるルックス、演技、アクションを兼ね備えた役者が得られないのなら2Dアニメキャラという手もある。今や2Dも充分リアルを感じさせ得る。
しかし、この映画のキャラが見せる妙にクネクネした滑らかな動作と大げさな表情は、何か癇に障る違和感を醸し出していて、およそ現実感とはかけ離れているように感じる。
とはいえ、こういう手法の3DCGアニメキャラも、やがては第3のリアルとして認知されるのかも、という新しい可能性もまた大いに感じました。
もしかしたら新しいジャンルの始祖となる作品なのかも知れません。
参考エントリー
全編3D
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原作
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