Papervision3D の InteractiveScene3D(1)
2007/08/08 22:24 - Papervision3D
Papervision3D 公式リリース10個の変更点の中でも、とりわけ私が期待したのは InteractiveScene3D なのでした。
今まで MovieScene3D 直下に DisplayObject3D を addChild することによってのみ可能だったマウスイベント付加も、1.5 では InteractiveScene3D と Interactive マテリアルを併用することで、階層構造を成した DisplayObject3D でも可能だということを以前検証しました 。
1.5 リリースと同時にアップされた Culling_InteractiveDemo を見ると、グローフィルター適用もしているじゃあありませんか。
ここを見ると分かるとおり、DisplayObject3D に対してフィルターを適用したい場合、MovieScene3D 直下に addChild しなければならないのは、マウスイベント付加と全く同じです。
それは MovieScene3D に DisplayObject3D を addChild したときに作られる DisplayObject3D.container という Sprite がその対象として必要になるからです。
でも Culling_InteractiveDemo ではマウスイベント付加とフィルター適用が同時に成されている。
そして、DisplayObject3D は階層構造をとることが可能だという。
ということはもしかして、InteractiveScene3D って MovieScene3D の拡張版的位置づけなの? やたー!!
と、一瞬、天にも昇る喜びに満たされたんですが、いろいろ弄っているうちに、どうやら InteractiveScene3D は MovieScene3D の上位拡張クラス的存在ではないらしいということが分かってきました。
ガッカリだよっ!
そんなわけで、これから数回、InteractiveScene3D を巡る、刹那の喜びと大いなる失望その軌跡についてエントリーしていきたいと思います。