Papervision3D のマテリアル PreciseBitmapMaterial
2007/08/21 23:24 - Papervision3D
ここ最近、Papervision3D のソースコードの更新が毎日のように生じています!
そこまで言うと大げさですが、でもかなり頻繁にリビジョンアップしまくりなもんで、ハッキリ言って、最近の Papervision3D にはついていけていないのが現状であります。
なので、落ち着くまで静観しようかなぁ、と思っていたんですが、note.x さんで激萌えな情報を得たので、私もさっそく弄ってみました。
何でも新しいマテリアルとして PreciseBitmapMaterial というものが追加されたらしい。
今まで Bitmap 系マテリアルで画像をオブジェクトに貼り付けたとき、そのセグメント数が少ないと歪みが発生していましたが、この PreciseBitmapMaterial を使うと、その歪みが矯正されるとか。
ソースを実際に落として中身を見てみると、Away3D の技術が導入されたマテリアルであるとのこと。
うーん、素晴らしい。
公式サンプルに PreciseBitmapDemo というフォルダがあり、そこにこのマテリアルの使用実例が格納されていました。なんともユーザーに優しい仕様で嬉しくなっちゃいますね。
さっそくそいつをちょこっと書き換えてみたのが、下のサンプルです。
赤い方が BitmapMaterial、青い方が PreciseBitmapMaterial です。
- Precise.as(2.52 KB)
見てのとおり、赤い方では面の対角線に沿った歪みが発生しています(セグメント数は公式サンプルそのままに 1 を指定してあります)。
一方、青い方はその歪みが見えません(こっちも公式サンプルそのまま、セグメント数は 1 にしてあります)。
ブラボー!
ところで Bitmap 系マテリアルを使用する場面って、写真なり何なりのある程度具象的な画像をテクスチャーとして貼り付けたいときだと思うんですよ。
BitmapColorMaterial のような単色塗りつぶしマテリアルも存在しますが、これはかなり例外的存在だと思ってます。
ってことは、よっぽど速度的な面でネックにならない限り、ぶっちゃけ普通の BitmapMaterial ってもう「いらん子」なんじゃないですかねー?
少なくとも、個人的にはもう使わない予感。
あくまでも他のいくつかのマテリアルクラスのスーパークラスという認識になりそう。
あとは一日も早く PreciseBitmapAssetMaterial や PreciseBitmapFileMaterial がサポートされることを切望いたします。