REC YOU.
2007/12/06 20:34 - 雑記
今回は REC YOU. についての話なんぞをば。
言わずと知れたソニー・ウォークマンのキャンペーンサイト。
投稿された顔写真を「モーションポートレート」で三次元モデル化。
三次元モデル化された写真は、ウォークマンから流れる曲に聴き入るかのように目を閉じたり、あるいは、あたかも歌っているかのように口を開けたり、スゥイングしたりするアニメーションに変換される。
各人のアニメーションは平面上にタイリング配置されたり、あるいは Papervision3D によって構築された 三次元 空間内にいろいろなパターンで展示される。
まぁ、当ブログへお越しいただいている方々には先刻ご承知であろうサイトです。
何で今さら REC YOU. ?
いやあ、実はブログクリップから、記事書いてちょー、って話があったのです。 最近ハヤリのバイラルマーケッティングってヤツですね。
実はワタクシ、REC YOU. の Papervision3D を使った三次元展示については、ちょっとどーかなー、と思わないでもありません(シリンダー内面のやつとか)。
REC YOU. は日本におけるキャンペーンサイトで Papervision3D をフィーチャーリングした第2件目の事例だと思うんですが、Papervision3D の使い方は第1件目の事例の方が優れていると思います。
別に歌っている顔アニメを三次元配置して歪めるような展示する必要ないと思うんですよね。
っていうか、REC YOU. における最大の衝撃は「モーションポートレート」テクノロジーでしょう。
この技術、実に革新的でワンダホーだと思いませんか?
写真だとちょっと恐いけど、イラストだとかなり自然な感じで、とても一枚絵から構築されたアニメーションには見えない。もう驚きとしか言いようがないくらい素晴らしいです。
この技術を採用した「涼宮ハルヒの約束」のゲームシステム S.O.S を見ると、ADV のキャラ表示も遂にここまできたか…… と、なかなか感慨深いものがあります。
これをちゃんと見せずにどうすんの。
こんなスンバラシイ技術によって生成されたアニメーションは、手を加えずに単に平面タイリングして展示するのが一番適切な見せ方(魅せ方)なんじゃないのかなー。 新鮮な魚はやっぱ刺身が一番っしょ。
いつも同じタイリングじゃ飽きる、ということもあるだろうけど、バリエーションで現行程度で充分だと思う。 曲をもっと増やすとか、モーションのバリエーションを増やすというのはあって良いと思うけど。
ところで、今回、ブログクリップからの依頼には、REC YOU. について記事を書く他に、REC YOU. のブログパーツも貼るように指示がありました。
このブログの左肩に貼ってあるやつですね(追記:2008年1月12日撤去しました)。
なんでも、REC YOU. に自分の写真を投稿した際に発行される ID を入力すれば、ブログパーツに表示される顔アニメを自分の映像に指定できるという。
歌う自分の映像というのは、プロフ写真の上位互換として考えるとかなり面白いものなんじゃないですかね。
そっから夢(妄想)を膨らまして……
例えば「モーションポートレート」を使った動くプロフ映像サービスとかどうだろう。
ただ目パチや口パクするだけじゃなくて、声優に吹き替えてもらったりなんかしちゃったら、オレ的にかなりヤバげ。
自分は性悪説信奉者なんでネット上に自分の顔写真を晒すなんてこと絶対しないけど、もし、小杉十郎太の声でしゃべるセルフモーションポートレートなんてあったら、一瞬迷うかもしれん。
あるいはモーションアバターとか。
性別偽って根谷美智子の声でしゃべるアバターとか妄想しちゃったりすると、もー激ヤバっす。