「今 敏ナイト」に行ってきました
2008/02/17 22:27 - 雑記
池袋新文芸坐の土曜の夜はオールナイト。
平成20年2月16日のオールナイトは以下のタイトルと内容でおこなわれました。
『パーフェクトブルー』Blu-ray Disc 発売記念 今 敏ナイト
- トークショー(今 敏監督&スペシャルゲスト)
- パーフェクトブルー
- 東京ゴッドファーザーズ
- パプリカ
ワタクシとしては、「パプリカ」の代わりに劇場はで観たことがない「千年女優」だったら完璧な企画だったんですが、まぁ贅沢は言ってられません。「パーフェクトブルー」が銀幕で観られただけでも満足です。
というかそもそもハズレが一切ない今 敏監督映画作品を劇場で観られる事自体が黄金体験。しかも今回トークショーもありってんだから、新文芸坐様々です。 でも人選は考えた方がいいですね(のちのち文中に不満が噴出しますが、聞き手のことですよ)。
いきなりの挨拶で「東芝が HD-DVD 撤退を表明した今日、奇しくも Blu-ray Disc 版パーフェクトブルー』発売記念イベントが開かれるなんて云々」となかなかキッツいジョークに萌えました。
トークの中身は聞き手がアニオタのおかげで、原画を描く用紙のサイズがどうだとか、かなり微に入り細を穿ったアニメの製作的側面に偏ったきらいがあり、あまりよく内容を覚えていません。まぁそれはそれで個人的には嫌いではないけれど、もうちょっと間口の広い話でも良かったんじゃないかなあ。
というか次回作について、なぜもうちょっと監督から話を引き出せなかったんだ。この一点だけでも痛恨の極みと申せましょう。
あと、この聞き手にはもうちょっと、相手を立てて話を引き出すことに心を砕いてほしいな、という気もします。
スペシャルゲストは今監督作品の常連原画アニメータの鈴木美千代さんだったんですが、この方は口数が少ない女性であまりお話を聞けなかったんですが、こういう方からも話を引き出すのが聞き手の仕事でしょう。
話すように水を向けるのが聞き手じゃなくて今監督だったのいうのは如何なものかと。
まぁこの聞き手の一番の問題は言葉の使い方がなってない点かなぁ。
トークショー中、「パーフェクトブルー」について監督自身が「見るに堪えない作品である」と言ったかのように話を誘導したけど、直後に監督自身が否定したように、たとえ意訳したとしても、そんな意味合いのことを監督は言っていなかったぞ。
もともとはOVA用の企画であり劇場公開を想定していなかったため、大画面用の造りになっていない、って話だったと思うんだけど。
そんなこんなで、なっちゃいない聞き手のせいで、いまいちなトークショーでしたが、特に印象に残った話は NHK アニクリ15の「オハヨウ」についての以下の二点と「十年の土産」に関する情報の計三点。
- このアニメの作画はその鈴木美千代さんが独りでやっていること
- このアニメで描かれている部屋は「パーフェクトブルー」の未麻の部屋であること
後者は、見直してみると、なるほどなぁ、という感じです。
新文芸坐のサイトおよび今監督のオフィシャルサイト KON'S TONE でも掲示されているとおり、『今 敏監督展覧会「十年の土産」』という展覧会が平成20年3月1日(土)から12日(水)まで新宿眼科画廊で開催されるとのことで、そこで販売される一部商品を購入の際にもえらる『この会場だけの「特典」』の中身が明かされました。
ここにいる人なら言っても大丈夫かな的な発言を今監督がなさっていたので、オフレコってことで、中身が何かということはここに書くのは差し控えます。
参考アフィリエイト
今 敏 監督作品
-
パーフェクトブルー(Blu-Ray)【初回限定版】
-
パーフェクトブルー (Blu-Ray)【通常版】
-
パーフェクトブルー(ハイビジョンリマスター)【初回限定版】
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パーフェクトブルー(ハイビジョンリマスター)【通常版】
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千年女優
-
千年女優 コレクションBOX (初回生産限定版)
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東京ゴッドファーザーズ
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東京ゴッドファーザーズ デラックスBOX (2枚組)
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パプリカ
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パプリカ デラックス・ボックス(2枚組)
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妄想代理人(1)~(6)
今 敏 参加作品
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老人Z
(美術設定)
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MEMORIES
(脚本、美術設定、レイアウト)
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機動警察パトレイバー2 the Movie
(レイアウト)
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ジョジョの奇妙な冒険
(脚本、絵コンテ・演出)