オブジェクト指向で考えるActionScript
2006/03/08 21:32 - Flash参考書
この本との出会いが、私の Flash スクリプタ人生を大きく変えました。 今の私があるのも、全てこの本のおかげです。 実際の話、Flash 作品を作る速度が数倍から数十倍アップしました。
その理由は何か。Class を使えるようになったこと。これに尽きます。
それまで Class というと、なんとなく難解な概念っぽいという勝手な思いこみから、マニュアルもろくすっぽ読まないまま敬遠してました。
しかしこの本の最終章「オブジェクトを拡張する」の例題をいろいろ試してみて驚愕しました。 いやもう、今までムービークリップのフレームに AS を書いていたときと較べたら、その製作効率たるや、まるで魔法を使えるようになったかのよう。
ただ、今となってしまっては、残念な点が一つ。
これは Flash MX を対象とした本なので、AS1.0 の文法で記述されています。 現行の AS2.0 は、そのバージョンアップに伴い、Class の記述方法が大幅に変更になりました( Class については格段に理解しやすく変更されています)。
もちろんだからといって、Class についてわかりやすく解説してあるという、この本の価値自体は決して損なわれるものではありません。 ですが、Flash 8 でコーディンするにあたっては、この本のままでは不都合が生じるわけです。
早く AS2.0 版が出てほしいところですが、どうも著者的には「FLASH OOP」の第1章が、この本の改訂版という位置づけのような感じです。 よって、以下の手段で Class をマスターするのが最善でしょう。
- この本で Class の概念と利用法をマスターする。
- 「FLASH OOP」の第1章を読んで、AS2.0 での記述文法を覚える。
- Flash 8 でコーディングする。
参考サイト
- FumioNonaka.com 著者 野中文雄氏のサイト