ドット・タイポ (1)
2008/07/16 21:38 - AS3.0
何を思い立ったのか、ドットによるタイポグラフィをコーディングしたくなりました。
以前「FLASH HACKS」に記載されていた粒子タイポを ActionScript 3.0 でコーディングしたことがあります。
「FLASH HACKS」のは MX 2004 時代の産物であり、FLA の段階で文字列が決定されるもので、Fla のステージ上に文字が入力されたテキストフィールドを配置、それを分解し、hitTest を使って文字列部分を認識していました。
私は ActionScript 3.0 に移植するに当たって、文字列部分の認識の機構を bitmapData を使うことで実現するようにしました。
TextField を bitmapData に draw、その bitmapData を getPixel で舐め、ピクセルの座標を得るというものです。
それにより固定された文字列ではなく、ユーザー入力された文字列で粒子タイポがおこなえるようになりました。 見るだけの作品からセミ・インタラクティブな作品になったわけですね。
まぁ詳細は当該エントリーを見てください。
その後、Flash サンプル集や実験サイトなどで、この TextField が draw された BitmapData を getPixel で舐めるという手法によるドット・タイポを散見するようになりました。
たとえば
「1ランク上の技を身につけるFlashの強化書」の「ドットで生成するテキストアニメーション(P133~)」とか。
で、今回から始まるこのシリーズも、その手法を使ってドット・タイポをコーディングするものです。
とりあえずのゴールとしては電光掲示板的な動きをさせてみるかなぁ、てな感じ。
ところで bitmapData & getPixel を使うと、日本語でも心置きなくモーションタイポの素材にできるから嬉しいですね。
TextField を動かすことで実現するモーションタイポだと「埋め込み」が必要になるけれど、1バイト文字ならともかく、2バイト文字じゃ埋め込みなんてそうそうできませんからねぇ。
でもまあ、とりあえず最初はプリミティブな状態から始めるために1バイト文字の使用からコーディングをおこなってみようかと思います。