最高の人生の見つけ方
2008/07/21 20:38 - さ・ざ行
ジャック・ニコルソン。
モーガン・フリーマン。
この二人のイカしたオヤジたちの芝居を目当てに劇場に行ったワケで、映画の出来不出来はハッキリ言ってボク自身にとってはどうで良いことです。
でも一言言わせてもらうと、なんか巷ではえらい評判良かったようですが、割とありきたりなシナリオで、なぜそんなに賞賛されていたんだか、ちょっと図りかねます。
貧しいながらも多くの家族に囲まれ幸せそうなモーガン・フリーマンと、世界的大富豪にもかかわらず独り寂しく涙に暮れるジャック・ニコルソン。そんな二人の姿をクロスカッティング。
物質的富裕と精神的幸福の逆比例をここまでベタな描写で表現していた点に、とりわけ驚かされました。
ロケとセットのギャップの激しさにも驚愕しました。 セットがあまりにも書割りっぽいという点でです。 ピラミッドの頂上とか、エベレストの頂上とかね。
しかし、そもそもストーリーを楽しみたくて観た映画ではないんでどうでもよろしいが、ただひとつストーリー的に心打たれたのは秘書。
言葉では金のためとか軽口を叩いておきながら、魂のレイヤーでは雇い主であるジャック・ニコルソンと強く結びついている秘書の心情は実に印象深いです。
「あなたは(電話に)出るべきだ」とか、登頂目的とか、かなりジーンときます。