「東京てら子 5」に行ってきた(前編)-デジタル時計編-
2008/10/12 23:18 - AS3.0
平成20年10月11日(土)、新宿某所の個人邸宅でもって開催された「東京てら子 5」に行って参りました。
皆さんユニークな時計を発表なさってらっしゃいました。 とりわけ音系が充実していて、サウンドには疎いワタクシ的にはとても参考になりました。
全体講評などは主催者さまのブログでそのうちアップされるようですし、発表者個人々々の作品はそれぞれの方々のブログなりサイトなりで公開されることでしょうから、そちらを譲るとして、当方では私の発表したもののみについて書きたいと思います。
私は未完成品、スーパークラス的ポジション、完成品、取り合わせて、アナログ時計 5モチーフ 10種、デジタル時計 3モチーフ 5種を発表しました。
まずはデジタル時計から
「東京てら子 5」に臨む(後編)で、どのようなコードを組むかということで以下のようなリストを掲示しました。
- テキストフィールド使用
- 複数の文字にひとつのテキストフィールドを使用
- ひとつの文字にひとつのテキストフィールドを使用
- ひとつの文字に複数のテキストフィールドを使用
- ムービー使用
これらのうち「複数の文字にひとつのテキストフィールドを使用」以外についてコーディングしました。
以下実作(それぞれの画像をクリックしてください)。
ひとつの文字にひとつのテキストフィールドを使用
年月日時分秒のそれぞれの桁の数字をひとつずつのテキストフィールドで表示するものです。 これはいわばスーパークラス的なもので、それぞれのテキストフィールドをただ順番に並べただけです。
なお、年月日が表示されていることからお分かりでしょうが、私のデジタル時計のコードでは TeraClock を使っていません。TeraClock のコードを改造した時計クラスを使っています。
このスーパークラスコードを使ってバリエーションをふたつ作りました。
バリエーション 1 3D(要 FlashPlayer 10)
これは、スーパークラスで配置したそれぞれのテキストフィールドを、改めて環状に並べて、ENTER_FRAME でマウスの位置によって回転させています。
3D 表現は、FlashPlayer 10 で導入されたネイティブ 3D でおこなっています。
バリエーション 2 蠕動蠢動
秒のイベントを取得するたびに、それぞれのテキストフィールドのサイズを Tweener で変えています。
そのサイズ変更に伴い、それぞれのテキストフィールドが重ならないように間隔をリフレッシュしています。その間隔変更にも Tweener を使用しています。
ひとつの文字に複数のテキストフィールドを使用
ステージ上には0~9までの数字が表示されたテキストフィールドが、それぞれ14個ずつ分散しています。
年月日時分秒に応じて、その分散したテキストフィールドが所定の位置に Tweener でトゥイーンしてきます。用済みのテキストフィールドは弾き飛ばされるように見えますが、これも Tweener による制御です。
本当は物理演算で実際に弾き飛ばしたかったんですが、時間切れで似而非物理になりました。
ムービー使用
今までのと違い、これは、それぞれの数字をモーションする表示オブジェクトで表現しています。 方向性的には大阪てら子で発表された「ホネホネ・クロック」と同じですね。
ただしこれは素描です。
もっとダイナミックで面白いモーションを…… と考えているうちに時間切れになってしまいました。
次回はアナログ時計編。そっちでは TeraClock を使っています。