やっと「そうめん」触ったよ(2)
2008/10/24 20:23 - AS3.0
新しい技術を学ぶには既存のものの変更から始めるのがよろしかろう。
てなワケで既に公開済みの小品を「そうめん」に最適化しようとするとどういう記述になるのか、というのをやってみたいと思います。
題材はコレ。
既に二度ほど登場していますが、映画「インビジブル」のオープニングに触発されて作ったモーションタイポ作品。 こいつを「そうめナイズ」します。
この作品のプログラム処理的な流れを整理してみると以下のようになるでしょう。
- 開始指示を待つ
- 外部データファイルを読み込む
- 表示オブジェクトを作る
- ユーザインターフェイスを構築する
今までと少し変えます。 変更部分は 1. と 2. 。 過去の "Invisible" では、最初にユーザからの文字入力を促します。 そしてユーザによる文字入力がなかった場合、デフォルトデータでモーションタイポをおこないますが、そのデータは外部ファイルではなくコードに記述してありました。
今回の「そうめナイズ」では「外部ファイルデータ読み込みの利用」を主眼の一つとしたいので、そこらあたりのプログラムの流れを分かりやすくするため、開始時はただ単に待っているだけにします。
では、各ステップの仕様固め。
1. 開始指示を待つ
ステージ領域をクリックすると処理が始まるようにします。
MouseEvent.CLICK 絡みの処理とステージクリックを促すメッセージの表示をおこないます
このステップはもう単純に処理を停止するだけ。
2. 外部データファイルを読み込む
このステップでは外部に設置した XML ファイルを読み込みます。
そして表示すべき文字列に分解して、配列に格納します。
3. 表示オブジェクトを作る
前ステップで生成された配列に格納されたデータから、モーションタイポ用文字オブジェクトを生成します。
4. ユーザインターフェイスを構築する
どのようなユーザ入力に対して、どのような表示をおこなうのかを決めます。
今回は、従来どおり、マウスクリックで順番に整列する文字列が入れ替わる、という動きにしますが、ステージの右半分でクリックすると次の文字列が、左半分でクリックすると前の文字列が整列するようにします。
とりあえず上記のようなプログラムの流れを「そうめん」を使ってコーディングしていきます。