『Helvetica forever: Story of a Typeface ヘルベチカ展』、『第87回ニューヨークADC展』
2009/02/12 20:25 - アート巡り

『テオ・ヤンセン展』に続いて、毎度おなじみ ggg へ。
こちらでは現在『 Helvetica forever: Story of a Typeface ヘルベチカ展』が開催されています。
わわわわ私はベベ別にヘ、ヘルベチカのことなんか好きじゃないんだからねっ!

ヘルベチカの展覧会は二回目のくせに何言ってんだ(1回目の展覧会のレポはこちら)。 すいませんホントはヘルベチカも好きです。
やはり何と組み合わせても違和感なくマッチする懐の深さというか無個性さというか、何度見ても凄いとしか言いようがないフォントですね、ヘルベチカは。
肝心の展示物は個人的にはイマイチでした。一番良かったのはこの展覧会のポスター(本稿冒頭の写真)だったなぁいやマジで。
ところでヘルベチカってのは赤系(特に朱色)と白黒灰色といった無彩色との取り合わせが鉄板なんですかね。 前回のといい今回のといい、それらの色の取り合わせばかりが目に飛び込んで気がしました。

続いて、さらに新橋方面、というかもう新橋駅のとば口まで移動。
『第87回ニューヨークADC展』を見に、リクルートが運営する「クリエイションギャラリー8」というアートスペースに行きました。
ちなみにこのビルには リクルートメディアテクノロジーラボも入っています。
こちらも取り分け心に沁みるという作品はなかったんですが、野菜の「そっけない」包装はカッコよかったかなぁ。
あ、アレはちょっと気になったな。 フォルクスワーゲンのシャドウ・ポスターってヤツ。 軒日差しに文字を穿って、地面にできた影が広告になるっての。

ポスターや写真などの静止画と CM やプロモーションなどの動画系の両方が展示されており、ざっと静止画系の展示だけ見てきたんですが、ADC展の公式サイトのアーカイブを覗いてみると動画系作品がかなり多く、しかも面白げ。もっと動画系もしっかり見てくれば良かったとちょっと後悔。
このギャラリーは、土曜日休館という、およそ文化事業の一翼を担っているという覚悟のほどが感じられない場所なんですが、この『第87回ニューヨークADC展』の会期中だけは土曜日も開館とのこと。
土曜日も開いているなら、また時間を作って、今度は動画系もしっかり見てこようと心に誓う次第です。