DeskTopLive.as
2009/03/15 22:45 - AS3.0

実は見に行っていたのです DeskTopLive.as。
で、感想は、と聞かれれば、かなり複雑な気分です。 実際に参加してみて、イベントのコンセプトが全く分からなくなりました。
公式サイトには以下のように書いてあります。
なんの因果か FLASHer が集まって、生でコーディングしたり、生計算させたりして絵や音を出しますよ!
(タイトルイメージ上の説明文)
明日から使えるTips・神の宿るソースコード・コーディングスタイル・プログラマーの身体性・デスクトップレイアウトなど余すところ無くお届けします。
(about DeskTopLive)
はっきり言って看板に偽りありです。
でもその偽りの部分が意外と面白かった…… という、期待外れと嬉しい不意打ちが同居している気分。
面白かったことは面白かったんですが、でも手放しで絶賛する気分にはなれない、という実にアンビバレンツな感覚に陥っています。
まず最初に引用した文章ですが、登壇者のうち半分以上は ActionScript or Flash 使いの人じゃないです。
もちろん、弘法は筆を選ばすで、センスの良いクリエータはどんな言語を使おうと、ステキなアウトプットを作り出せるということは分かりますが、でも「なんの因果か FLASHer が集まって」という趣旨からは大いに外れているんじゃあないでしょうか。
次に二番目に引用した文章ですが、ソースコードやコーディングスタイル云々というのは、全三部構成のうちの最後、Live Programming Battle の部だけ(その第3部を一番楽しみにしていたので、まぁイイかっちゃあイイんですが)。
その他の部は、登壇者が自身の作品を表示して、プレイ&解説をするというスタイル。
しかも「今回 ActionScript というお題をいただいてから作りました」という、それはイベント説明文的にちょっとどうなのか、と思われるような発表もありました。
以上がガッカリポイント。 次にステキポイント。
第2部の Special Talk がワタシ的にはとても良かった。
内容は ActionScript や Flash とはまったく関係ないメディアアート、デバイスアートのクリエータによるトーク。
光り物デバイスアート萌えのワタクシとしては、↓にメロメロっす。
この光るキューブの現物は会場にも置かれていました。萌える!
あと↓の話。
私、↑を初めて見たとき、顔の各部分の筋肉動作により音を出すデバイスだとばかり思ってました。 以下みたいな。
ところが実際はその逆で以下のような仕組みなんだとか。
唖然というか愕然というか、命張ってるなぁ…… どういうリアクションをとったらいいのか迷っちゃうような壮絶な話を伺うことができました。
さらに愕然とするのが、これの応用版の表情コピーってことで以下の二つ。
凄絶過ぎる。
まぁそんなわけで ActionScript のイベントのつもりで行ったらば大いに期待を裏切られたわけですが、でも ActionScript とはまったく関係ない部分で収穫がありました。