『技研公開 2009 ~テレビの進化は止まらない~』
2009/05/24 00:32 - アート巡り

今日、おっともう昨日ですね。 平成21年5月23日は世田谷は砧にある NHK 放送技術研究所へ行ってきました。
5月19日(火)のこと。 Google Reader で面白げな記事を発見! なんでも NHK の技術研究成果の一般公開がおこなわれるという。
この記事を読んでみて、次の二つの項目に特に興味を引かれました。 「フレキシブル有機 EL ディスプレイ」と「ホログラム記録技術」です。
さっそく NHK 技術研究所のサイトへ行って、当イベントのページを見てみたところ、「サイエンスゼロ」でこの件が5月16日に放送されたと書いてあるじゃあありませんか。
しまったぁ、NHK オンデマンド利用かぁ? と一瞬思ったけど、サイエンスゼロって地上波で再放送してたよね。 5月22日(金)に見られることが判明。
てなわけで昨日、再放送を見たのです。やってましたよ有機 EL。 オンエアー内での技術的な説明と、しなしな曲がるディスプレイを見て、これはぜひとも現物を確認したいものである、との思いが高まり、今日の仕儀に至ったわけです。

で、有機 EL ディスプレイのブースに実際に展示されていた物の写真が←。
コルクボードに貼り付けてある有機 EL ディスプレイには実際にムービーが映写されています。
テレビで見たときの印象と違い、ピクセルが意外と大きく、映像がちょっと粗めでした。

で、→は現物を手に取ったところの写真。電気は通ってないので映像は映ってません。
実際に映像が映っているディスプレイを曲げている様子はNHK 技研の当該ページにあるので、そっちを見てロマンに浸ってください。
新聞や雑誌代わりに、この紙テレビが見られるような時代が早く到来してほしいものです。
デバイスアートの素材としても面白いものを生み出しそうな予感。
で、もうひとつのお目当てであるホログラム記録技術の話。 こちらは撮影録音不可だったので写真はありません。
最初にこれを見て思い浮かんだのは「マイノリティ・リポート」の映像記録媒体でした。
あれはうっとりするくらい美しい物でしたね。 あれを脳内に思い描きながらワクワクしていたんですが、現物を見てちょっと拍子抜け。 そこまで完成品的な見栄えではなかったです。
ガラスとガラスに黄色いペーストのようなものが挟まれていますが、まぁ要はプレパラートってな感じですかね。 なんかオレオみたいです。 いかにも手作りってな感じでガラス同士もずれています。
説明員さんが客にしている説明を端で聞いていたら、実用化はまだまだかなり先のことだそう。
生きてる間に見れるかなぁ。マイノリティ・リポートみたいなの。
その他にも、息を呑むド迫力の超大画面のスーパーハイビジョン映像や、お菓子のオマケについてきたホログラムを思い起こさせるインテグラル立体テレビなどなど、いろいろ堪能させていただきました。
ところで、NHK 教育で朝放送されている「シャキーン!」でも使われているという TV4U ってのは、要するに「ウゴウゴルーガ」でやってたことですかね。