graphics.drawPath (1)
2009/05/28 23:17 - AS3.0
ところで皆さんは "Foundation Actionscript 3.0 Image Effects" は買ったですか?
私は買ったです。
ざっと目次を見たところ、Image Effects ってタイトルに偽りなし。 BitmapData 操作ばっかりで、今からもう楽しみで楽しみで仕方ありません。
が、第1章だけは "The Drawing API" というタイトルになっており、そのタイトルどおり graphics メソッドについて解説されています。 lineTo とか curveTo とかお馴染みのアレですね。
で、その中には Flash Player 10 から採用されたメソッドの説明があるんです。
たとえば drawTriangles。
このメソッドは発表当初から、三次元表現にしか使い途がないエラく特殊なメソッドを採用したもんだ、てゆーか 3D やる気まんまんだな、と巷の話題を独占したもんでしたね(まぁ実際にはそのパワーは 3D に限ったものでもないようですが、私は当初 3D 的な使われ方ばかりに目が向いてしまいました)。
そんな尊敬なんだか嘲笑なんだか分かりづらい注目を一身に浴びる drawTriangles にばかり目が行ってしまいがちですが、私としては、もうひとつ新たに導入されたメソッドで気になるものがあります。
その名は drawPath。
これはあらかじめ貯めておいたパスのデータを取り込んで、一気に描画してしまおうというコンセプトのメソッド、で良いんですよね?
私は今のところ、この drawPath について次のような印象を持っています。
ENTER_FRAME のたびに moveTo や lineTo を書かなくて済むって、実は地味に優れ物なんじゃないのかなぁ、と。
ちなみにこの drawPath、"AdvancED ActionScript 3.0 Animation" にも説明がありますね。
なお、こっちは Flash Player 10 で新たに追加された drawing API だけで一つの章を割いています(第8章)。
この二つの書籍を参考書として、私が drawPath について抱いた第一印象が正しいのかどうか、あるいは drawTriangles の持つパワーとか、これからいろいろ試してみたいと思います。
まずは drawPath の手始めに、簡単なテストを wonderfl に投稿してみました。
円は線のアンカーになっており、線は lineTo で描画。 円をドラッグすると、それに伴って線も動きます。
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