ActionScript 3.0 デザインパターン
2009/06/26 22:28 - Flash参考書
ほほう、ついに来ましたか。ActionScript 3.0 ネイティブのデザインパターン和書が!
過去のエントリーのいくつかをデザインパターン学習に費やしてきたオレ様としては買わざるを得まい、ってなワケで、今日買ってきました。今読んでいる最中です。
Amazon によると発売日は明日(2009/06/27)になっていますが、版元の当該書籍紹介ページでは今日になっていまして、まぁ版元の方が確かだろうと本屋に行ったらばちゃんと売っていたので良かった良かった。
で、この本は翻訳本です。原著はコレ→。
価格比較をすると原書よりも翻訳本の方が安価い。 こりゃあ買うしかないでしょう、って価格設定ですね!
まだざっと、しかも読了していない状態ですが、今のところ、買って良かったポイントはふたつ。 「クラス設計」と「MVC」。
クラスとは何か、継承とは何か、といったような知識について解説した本はこれまでいろいろと読んできましたが、この本はひと味違います。
クラスをどう設計するか、そのためにどのような技法を使うか、といった実践面での話を第1章に費やしていて、それがとってもステキ。
以前、目から鱗がボロボロ落ちまくったコンポジションの話や、インターフェイスとはどのような意図によって存在するのか、どのように使うのか、とかいったことが分かりやすく解説されています。
ああもっと早くこの本に出会っていれば、と悔やまれてならない。
ところで、野良コーダのワタクシとしては「Head First デザインパターン」とか「FLASH OOP for ActionScript 3.0」とか読んでいますが、MVC が未だによく分からない。
この本は第2章が個別のパターンの話なんですが、その一番最初に出てくるのが MVC。 以後は GoF にあるパターンが10個続きます。
GoF にない MVC をあえて最初に持ってきているということは、MVC はとても大事だよ、という著者たちのメッセージなんでしょう。
たしかにいろいろ情報に接していると MVC はかなり重要な概念でありテクニックであるということを、しばしば目にします。
私としてはこの本を、意識的におこなう MVC 学習のとっかかりにしたいと思います。