第34回ケチャまつり
2009/08/12 20:16 - アート巡り
前回、エプサイトで内山りゅう写真展「両生類・爬虫類 美術博覧会」を鑑賞した話をしましたが、そのときのことです。
ビル内で迷ってしまい(道路に面していたから1階だと思ったら、そこは2階だったらしい)、エプサイトを探していたら、何か竹を叩く音色が響いてくるではありませんか。
なんでこんなところでガムランが…… と思いながら、一度外へ出て、音色の方に行ってみたのです。 すると、半地下チックな吹き抜け広場がありました。 ステージにはバリ風のオブジェが屹立し、その前には大きな竹琴がずらっと並び、演奏会がおこなわれています。
会場を巡って見つけた演目表によると、これは芸能山城組による第34回ケチャまつりというイベントで、現在、ジェゴグ演奏中とのこと(ガムランではなく、ジェゴグという楽器だそうな。そうか。ガムランは鉦があるもんなあ)。
って、ええっ! 芸能山城組!
と、言えばなんといっても「AKIRA」ですよ! いやあ「AKIRA」劇場に観に行きましたけど(ミヤコ様の扱いが如何なものか、とかは取りあえず措きます)、あの BGM は実に衝撃的でした。 もちろんサントラの CD 買いましたよ。
その芸能山城組が演奏中だなんて…… これはしばらく傾聴するしかないでしょう、と席に座ります。 間もなく演奏が終わり、場内アナウンスが流れました。
それによると、次は「交響組曲アキラ」から「金田」と「ケイと金田の脱出」の2曲をメドレーで演奏するとのこと。 うひょー、なんたる偶然、何たる幸運。
「金田」という曲はもちろん映画「AKIRA」のメインタイトル。
「らっせら、らっせら、らっせらっせらっせら」という、ねぷたのかけ声も忘れがたいですが、やはりその歌詞がインパクト強いです。
「あらしー。がれきー。ほのおー。かけらー。まーち、たつまきー」
うわー懐かしいなー。土俗的な雰囲気が実に良いですねー。 いやー良い物聴かせていただきましたよ、しかも無料で。
その2曲が終わると、またアナウンスが入ります。 何でもジェゴクの手ほどきをしてくださるというので叩かせていただきましたよ。
芸能山城組の演奏を聴かせていただけるは、ジェゴクを叩かせていただけるはで、実に良いタイミングで新宿三井ビルに行ったもんです。
ジェゴクの後も、グルジア男声合唱やブルガリア女声合唱、ガムランそしてケチャの演奏が予定されていたとのことです。 ケチャ聴きたかったんですが、開始が20時だそうで、そこまでは留まれないんで残念ながら退場しました。