wonderfl CHECKMATE Saqoosha professionals (0) -前説-
2009/09/27 21:20 - AS3.0
第三回 wonderfl CHECKMATE さくーしゃさん篇プロフェッショナルはオノマトペを Flash のモーションで表現することが課題でした。
はっきり言ってワタクシ擬音語・擬態語は好きじゃないんですよねー。
私が文章を書くうえで、強い影響を受けた書物に三島由紀夫の「文章読本」があります。
例えば対比多用なんかこの本の影響です。
で、その本でだったと記憶しているんですが、「オノマトペは品がないので使うべからず」というような記述を読みまして、そんなわけでオノマトペは嫌いなんですが、この課題のテーマは擬音語・擬態語をモチーフとしたモーションタイポの作成なわけで、そうなると話は違ってくるんですよねー。
以前から何度か言及しているような気もしますが、そもそも私が ActionScript 弄るようになったのは、MdN のFlash についての連載で美しいモーションタイポを見たからなんです。
以降、モーションタイポグラフィーをいくつかコーディングしてきました。その一部は作品展示場に置いてあります。 このブログでもタグのひとつとして MotionTypo を登録するくらい入れ込んでいるわけです。
そんな私としては今回の課題チャレンジせざるを得ないよなぁ、ってなわけで、いくつか投稿しました。
私の今までの経験則から思うに、モーションタイプは大きく以下の二つに分けられると考えています。
- 文字のフォルムを変えない
- 文字のフォルムを変える
まず 1.の方。これは文字の動きの方に主眼を置いたモーションタイポになろうかと思います。
文字のフォルムは変えない、とは言っても scaleX と scaleY を不揃いにしたり、あるいは回転してから scale[X|Y] を変えたり、といった変形はあります。
私の作品としては Hopper や "INVISIBLE" などが該当します。
2. の方は文字の変形する様子に主眼を置いたモーションタイポです。
私は今のところ Pixel レベルに解体するパーティクルものしか作れていませんが、今後はフォントのベクトルを弄れるようになりたいもんです。
Pixel Text や Elastic String などが該当します。
今回投稿した作品は全部で7件ですが、オノマトペを表現する文字の動きというものが思い浮かばなかったので、すべて 2. に該当するものになりました。
分類すると以下のようになるでしょうか。
次回から、この分類に従って説明していきます。
シリーズ
- wonderfl CHECKMATE Saqoosha professionals (3)[了] -非パーティクル系-
- wonderfl CHECKMATE Saqoosha professionals (2) -散乱パーティクル-
- wonderfl CHECKMATE Saqoosha professionals (1) -落下パーティクル-