wonderfl CHECKMATE Saqoosha professionals (2) -散乱パーティクル-
2009/09/29 20:59 - AS3.0
第三回 wonderfl CHECKMATE さくーしゃさん篇プロフェッショナルに投稿したコードの個別解説その2。 今回は散乱パーティクルものについて。
前回、落下パーティクルものの話で物理パラメータが云々ということを、ちこっと書きました。
そのパラメータの中に GRAVITY というのがあります。その名のとおり重力を表現する値です。 今さら言うまでもないことですが、パーティクルのY座標に対して、ENTER_FRAME のタイミングで GRAVITY を加算することで、パーティクルは落下しているように動くわけです。
では、この GRAVITY 加算がY軸プラス方向(particle.y += GRAVITY)だけでなく、Y軸マイナス方向(particle.y -= GRAVITY)や、X軸のプラス(particle.x += GRAVITY)あるいはマイナス方向(particle.x -= GRAVITY)に向かったらどうなるか、というのが今回ご紹介する以下の二つのコードです。
- 風に飛ばされるイメージ「さらさら 1」
- 波に洗われるイメージ「さらさら 2」
基本的には、前回の落下パーティクルものコードとほとんど同じです。 異なる部分で今回のテーマに関わる部分は以下のような感じ。
さきほど GRAVITY がX軸Y軸それぞれのプラスマイナスで、つごう4方向に加算云々、ということを書きましたが、実際のコーディングとしては GRAVITY 定数を設定しているわけではありません。 ステージ中心を(0, 0) としたときのマウスカーソルの座標を、ENTER_FRAME のタイミングでパーティクルの座標に加えることで、それらを表現しています。
すると、マウスカーソルがある方向から吹いてきた風が、文字列を構成するピクセルを吹き飛ばしているかのような表現になりました。 マウスカーソルをステージ中心から離すほど、風が強くなります。
「さらさら 1」ではパーティクルが順番に動き出すようにコーディングしてありますが、ではパーティクル全てがいちどきに動き始めるとどうなるのか、というのが「さらさら 2」です。
これはちょっとマウスの動かし方にコツを要求するコードになってしまいました。
できるだけ、ステージ中央でマウスをクリック。
始まったら、ステージ中央からあまり離れないようにして、上下左右にマウスを動かします。
そうするとあたかも文字列が波に洗われて崩れていくような動きをします。
といっても、なんか記述ミスをしたのか、後ろの方の「さ」と「ら」のボトム中間辺りがマウス座標(0, 0)っぽい状態になっちゃってますが(汗)。
シリーズ
- wonderfl CHECKMATE Saqoosha professionals (3)[了] -非パーティクル系-
- wonderfl CHECKMATE Saqoosha professionals (1) -落下パーティクル-
- wonderfl CHECKMATE Saqoosha professionals (0) -前説-