wonderfl CHECKMATE Saqoosha professionals (3)[了] -非パーティクル系-
2009/09/30 21:07 - AS3.0
第三回 wonderfl CHECKMATE さくーしゃさん篇プロフェッショナルに投稿したコードの個別解説その3、にして最終回の今回は残った非パーティクル系2点について。
まずは「ふわふわ」から。
これは先だって wonderfl に投稿した Elastic Can のリサイクル。
Elastic Can と決定的に違うところは、アンカーの GRAVITY の扱いです。 アンカーを表示させるとそれが一目瞭然。
"A" キーを押して見てください。 Elastic Can と同じでアンカーが表示されます。 赤いのと青いのと2種類のアンカーがあるのがお分かりになると思います。
前回のエントリーで GRAVITY をY軸プラス方向以外へ加算すると、風に舞う粉のような動きをする、ということを書きました。
「ふわふわ」では赤いときは anchor.y += GRAVITY、青ときは anchor.y -= GRAVITY になっています。 アンカーが重力になるか反重力になるかは、Timer によって一定周期で再評価されるようになっています。
このように重力と反重力の2種類のアンカーを混在させると、赤いアンカーが多いときは沈み、青いアンカーが多いときは浮く、という動きをすることになるのです。
そしてその赤いアンカーと青いアンカーの分布状況次第では、文字列がひっくり返ったり、縦になったりもするわけです。
ところで Favorite by のコメントで「ぐしゃぐしゃ」云々とお書きの方がいらっしゃいますが、ビンカンなんだからもっと優しく触ってくれなくっちゃイヤ~~ん。
今回のコードでは、天井や床にぶつかったときに、文字列が大きく歪むよう、ジョイントの硬さを示す定数 STIFFNESS をギリギリまで小さくしています。
なので、強く弄っちゃらめぇ。
そして最後の「ゆらゆら」。
これはわかめペンのパクリです。
指先で滲ませるみたいなことをしたかったんです。 そのためのスケッチとして、いろいろ試してみようとした第一歩です。
でも、指先で滲ませる、なら単純に DisplacementMapFilter を使うのではなく、流体シミュレートを参考にすべきだったかもなぁ、というのが反省点であります。
シリーズ
- wonderfl CHECKMATE Saqoosha professionals (2) -散乱パーティクル-
- wonderfl CHECKMATE Saqoosha professionals (1) -落下パーティクル-
- wonderfl CHECKMATE Saqoosha professionals (0) -前説-