FITC Tokyo 2009
2009/11/30 21:15 - AS3.0
平成21年11月28日(土)、東京汐留。
ActionScriptor なら誰でも行ったであろう世紀のイベント FITC Tokyo 2009 に私も行って参りました。
以下に、そこでおこなわれたセッションの極めて私的なメモを綴ります。
私的メモなので、あまり読み手に親切な文章にならないであろうことを初めにお断り申し上げますよ。 しかも興味のないセッションは触れないという、何たる不親切!
Making Things Move by Keith Peters
数式で動作させるアニメーションについて。
私はこのセッションを一番楽しみにしていたんですが、一番失望しました。 だって本に書いてあることをそのまま喋るだけなんだもん。
そんな中、聞くべきニュースは "AdvancED ActionScript 3.0 Animation" の和訳が出るという情報。
オライリー・ジャパンから出るとのこと。
どこぞの出版社と違って、オライリーならリーズナブルな価格でリリースしてくれることでしょう。
ところで、verocity を「速度」と訳すけど、これは混乱を招きかねない表現だなぁ、ということを再認識。
まぁ著書を読んでいて、何となくは分かっていたつもりなんですが、改めて、スライドを見せてもらいながら、言葉で説明されると、脳に沁みこんできますね。 「速度」っていうと何となくスピードが思い浮かぶんじゃないかと思うんですが、verocity には「速さ」だけじゃなく「方向」も大切なんですよ、と念を押されました。
で 位置 += verocity で等速度運動なわけですが、これが数式で動作させるアニメーションの一番の基本。 ActionScript ならこうですね
で、あとの等加速度運動や抵抗、バネなどの動作は、この vx、vy にそれぞれの係数を += していけば基本的にはオッケーとのことで、これも改めてスライドと言葉で説明されて、脳に沁み入ってきました。
Connecting the Dots by Mario Klingemann
数学を使った表現について。
今回、最も驚愕したセッションがこれ。とにかく凄すぎた。メモも写真を撮るのも忘れてスクリーンに見とれてしまった。
「素数の話」と「圧縮の話」と、あともう一つ二つチャプターがあったような記憶があるんだけど、圧縮以降のデモがとにかくスゴかったっす。
もともと Bit-101 のキース先生と画像の圧縮データを Twitter で送るという遊びが始まりだとか。 で、そのときの圧縮のアルゴリズムをいろいろ考えていてボロノイ図を使った作品に昇華した、という話になったとき、会場がどよめいた!
ボロノイ図を使って何をしたのか、ということは、もっと文章の巧いブロガーの誰かが書いてくれることを期待します。私は言葉で巧く説明できません。
Quick as a Flash by Grant Skinner
最適化についてのセッション。
当初メモを取っていたんだが、その発言のすべてがメモるに値する大切な話ばかりなので、メモはやめて、話を聞くことに集中しました。 セッション冒頭に、「今日のセッションのスライドはここにあります」と URL が提示されたので、あとで熟読すりゃあイイやと思って。 提示されたのは以下の URL でした。
ですが、既に Twitter で流れてますが、正しくは以下の URL です。
今回イベントに参加しての結論というと、やはり「数学勉強しようゼ!」ってことでしょうか!
参考リンク