エッジ検出(3) ロバーツ
2010/01/18 20:36 - AS3.0
前回のプレヴィッツ、ゾーベルは斜めの方向に対して弱いという性質があると、「OpenGL+GLSLによる画像処理プログラミング」P105 に説明されています。
それに対処するために水平軸、垂直軸それぞれに斜め45度ズラした、ロバーツ(Roberts)と呼ばれるフィルタも提案されているそうです。 それは以下のようなマトリクスで、結果はその下のとおり(最後に反転処理を加えています)。
このマトリクスを見るに前々回の標準的なエッジ検出マトリクスに相当するものって考えでイイんすかね? 値がそれぞれ 1 と -1 になっていますが、N と -N に変えることで強さが変わってきます。
ところで水平垂直に標準、プレヴィッツ、ゾーベルの3種類があるんなら、45度ズラし版も3種類あってよくね? と考えるのが自然な流れですが、どうもそれはエンボスの話になるらしい。
なので詳しい話はエンボスの話題になったときに
なお、 英語版ウィキペデイアで sobel とか検索したりすると、他にもいくつかマトリクスパターンが出てくるようなので、いろいろ検索してみてはいかがでしょうか。