僕の彼女はサイボーグ
2010/02/03 22:24 - は・ば・ぱ・う゛行
僕の彼女はサイボーグじゃなくて僕の彼女はアンドロイドだろ、というツッコミは置いといて。
何かいろいろ噂が聞こえていたんです。
ターミネーターのパクリだと思ってたら、最後の最後で超展開が繰り広げられてトンデモになった、とか何とか。
で、先日 DVD で観たんですが、けっこう良作だと思うけどなぁ。そんな失笑する映画じゃないっしょ。
超展開ってのは本当に最後の最後のラストカットのことを言っているんだよね? たしかにタイム・パラドックスという観点からすると、今まで構築してきた物語を土台から破壊しかねないシーケンスになると思うけど、別にこの映画はハード SF じゃなくてよ? SF 的要素を取り入れた御伽噺でしてよ? そう考えるとあのラストは心温まる良い展開だと思うけどなぁ。
下半身千切れたメカ綾瀬がどうなったのかを考えると、ちょっと悲しい想像もしちゃうけど……
最初の老ジロー(演:納谷六朗)が過去を変えると未来が揺り戻しを起こす、って言っていたけど、映画の主時間軸のジローの老後(演:小出恵介)は、メカ綾瀬が奮闘した甲斐あって最初と全然違ってたじゃん。 つまり、この映画の設定では未来は大幅な揺らぎを許すものなんでしょう(ってゆーかご都合主義?)。
(1) 最初の人生では、彼女を模したサイボーグ(繰り返すけど、あれはサイボーグじゃなくてアンドロイド)を死の間際に1体作製。そのメカ綾瀬を過去に送った時におそらくジローは死んでいる。
(2) 最初のパラレル未来(主時間軸のジローの老後。観客にとっては、ジローの2度目の人生というシリアルな捉え方も可能)ではメカ綾瀬4体に囲まれ、メインのメカ綾瀬と心を通わせながらジローは幸福のうちに死亡。
(3) 次に来るであろうパラレル未来(シリアルで捉えると、ジローの3度目の人生)では、メカ綾瀬ではなく生綾瀬と末永く幸せに暮らすことを暗示して fin.
このように「人生を3回やり直して彼と彼女は人間同士として結ばれるそんな永遠のラブストーリー」という観方がたぶんこの映画の正しい観方なんだと思うけどなぁ。
昔、この手の話はリーインカーネーション(生まれ変わり)を舞台装置に、香港映画とかであったんだよね。
まぁ構成がダルいなぁという不満はありますよ、故郷へのタイムトラベル篇とかムダに長いし、20歳であのノスタルジー丸出し感はあり得ん。 あと過去からの猫が意味不明とか。
でもそんなこたぁどうでもいいんだよ!
首ふりとかロボットダンスとかファッションショーとか、綾瀬はるかがカワイイからイイじゃねぇか!
細けぇこたぁ気にすんなおっぱい!