『サイバーアーツジャパン─アルスエレクトロニカの30年』
2010/02/11 22:34 - アート巡り
六本木の 国立新美術館で『平成21年度(第13回)文化庁メディア芸術祭』が開催されているわけですが、清澄白河の東京都現代美術館と初台のNTT インターコミュニケーションセンターでも連動企画が開催されているという、もうメディアアート好きには堪らない週間がまさに今。
そんなわけで、今日、平成22年2月11日(木)、まずは東京都現代美術館から攻略してまいった次第です。
予定では、明日は六本木に行きます。 前回メチャ混みでじっくり作品を見ることができなかったという反省を踏まえ、今回は有休のカードを切りましたよ。 時間が許せば初台も行きたい。 行けなかったら、明後日、体力と見たい度のトレードオフで初台行きを決める所存。
で、話は都現美に戻って、ここでのお目当ては以下の3つ。
で、標記展覧会の雑感を徒然なるままに。
会場が、F2展示室だけということだったので、30年とか言いつつも小規模な展覧会なのかもしれないなぁ、と多少の不安を持ちつつ会場入りしたんですが、意外と、というと失礼ですが、けっこう充実していましたよ。
てゆーか明和電機のスペース広っ! 楽器シリーズがすいぶんと展示されてた。最新のオタマトーンは現物を触ることができたよ。ペタカワユス。やっぱ買おうかなぁオタマトーン。欲しい。
宇宙航空研究開発機構(JAXA)のヤツが面白かったな。 「墨流し水球絵画」というのがキレイ。 あと、月周回衛星「かぐや(SELENE)」による月表面の走査データによる月面地形図も萌えた。
それらと同じ部屋に展示されていた牛込陽介、新山龍馬による「アーキ・マキナ」が個人的にツボった。 ドロネー三角形を使って、こんなのを AS3 で組んでみたい。

逆に現物を見て萎えたのは児玉幸子の磁性流体作品。
真っ黒い磁性流体が密に集まってウネウネ動きまくるのかと思っていたんです。
←が展示されていました。 ドリルみたいに屹立してますが、これは磁性流体ではなく、芯になっている銀色の金属の円錐です実質的に。 その表面に僅かばかりに黒い液体が纏いつくといった感じ。しかも流体が芯を覆いきらないから銀色の地色が見えるんですよねー。 芯が見えるのは如何なものか。
ユーチューブとかで見たムービーはもっと凄かったと思ったんだけどなあ。

そして今ひとつ残念だったのは→。
調整中とかで、動いてることが見られなかったっす。
作者のサイトの当該作品のページにムービーがあるから、それを見て我慢するかー。
まぁ、なんだかんだグダグダ言ってますが、なかなか面白い展覧会でしたよ。 3月22日まで開催だから、機会があったらもういっぺん行きたいなー。