「誰でもスーラ」の変奏曲『ジャギ男』
2010/04/13 22:24 - AS3.0
先般、「Beyond Interaction ―メディアアートのためのopenFrameworksプログラミング入門」に掲載されていたサンプルに触発されたコードが紆余曲折を経て「誰でもスーラ」というウェブカム作品になりました。
今回のはその変奏曲とでも呼ぶべき作品。題して「ジャギ男」。 センスないにもほどがあるので誰か良い名前つけてください。
単に wonderfl 貼りつけるだけなのもアレなので若干の技術論なんぞ。
「誰でもスーラ」は一定領域のカラーチャンネルを分解し、各チャンネルの濃度に応じたサイズの正方形を3つ作り、それを BlendMode.ADD で合成するということをしていました。
今回のはカラーではなく、グレイスケール情報から一定領域の濃度を取得し、それに応じたサイズの正方形を作る、ということをしています。
まぁつまりは「誰でもスーラ」は「ジャギ男」の発展版って位置づけなわけですね。投稿順が逆だねこれじゃ。
で、「誰でもスーラ」にしても「ジャギ男」にしても、ベースとなっている技術はモザイク処理のアルゴリズムです。
地道な基礎勉強は後になってから役に立つなぁ。 画像処理シリーズのモザイクの学習が実を結びましたよ。
ところでこの「ジャギ男」はですねぇ、"Wooden Mirror" を前にした抱く心の情動と同じようなものを喚起させるものを作りたいなぁ、と思いながらも全然追っつかなかったというショボい作品なんですわ。
まぁ、物理的に存在する立体的なマテリアルと、コンピュータ・ディスプレイ上の平面な映像の勝負という時点で、ただでさえ負けが込んでいるうえに、テクなしのオレ様ちゃん謹製コードだからなぁ…… もっともっと精進に励みとう存じます。