いばらの王
2010/05/06 21:46 - あ行
花澤さん祭りってことで「劇場版"文学少女"」とこの映画を観たわけです。 やるなー TOHO シネマズ川崎。
まぁ謎解きを売りにしている映画なので、露骨にどういう謎だということを詳述はしませんが、以下の文中で特定の映画や特定のアニメを参照します。 それらを知っている人は謎の核心が分かってしまうので、これからこの映画を観に行こうとお考えの方は、ここでさよならです。
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原作コミック
私、原作読んでないんで、この映画のストーリーがどのくらい原作準拠だか分かりませんが、謎云々以前に、物語としてよく分からん。
納得いかないことだらけだったんですが、その中でも一つ挙げるとすると、なぜデスバットやデモンザウルスなどのクリーチャーが存在する必要があったのか、ということ。
どうもオルタナティブではなく、ヴィナスゲイトが作ったものという設定に思えたけど、細菌によるバイオテロ(次なる進化への選別)の過程に、怪物による人類の危機って必要ないよね?
6人(だっけ)のお供ってのをみるとカスミ狙い撃ちみたいだけど、でもメデューサによる進化のために、それって必要なこと? 発動には強い感情が云々って言ってたように記憶してるけど、そのための極限状況? そこらへんがよく分からんかったっす。
ところで、花澤さんはソダーバーグ版「ソラリス」のゲルヴィン(ジョージ・クルーニー)そのもの。
そしてそれは「DARKER THAN BLACK 流星の双子」の蘇芳・パヴリチェンコそのものということでもある。 だったらなぜ、双子の片割れは桑島法子をキャスティングしなかったんだ、仙台エリじゃなくてさ、と切に訴えたい。
そうすりゃ絵は岩原裕二だし、双子のうち作った方が桑島法子、作られた方が花澤さんで、かぶりまくれるじゃん。
それくらいの遊びを持ち込む心の余裕がほしかったもんです。
まぁでも、花澤さんが後ろ向きの性格でボソボソしゃべる眼鏡っ娘だからとりあえず満足かなぁ。 心が後ろ向きから前向きに変わるというツボもキッチリ押さえていて、その点は評価したいと思います。
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DARKER THAN BLACK 流星の双子