劇場版"文学少女"
2010/05/07 20:41 - か・が行
春の花澤さん祭り、「いばらの王」に続いてはこの映画です。ありがとう TOHO シネマズ川崎。
昔っから相性悪いなーとは思ってたんですが、やっぱりラノベ世界は、私にとって全くの異次元空間だということを骨の髄まで思い知らされました。 本を食べるという奇矯な設定も、共依存カップルの心理合戦も全然得心できなかった。 もうラノベ原作の映像化作品は観るのやめよう……
ストーリーの話をし出すと批難苦言のオンパレードになるから触れないけど、ひとつだけ。 紙を食う先輩は人間なの? それとも人外なの?
ところでこの映画、絵柄でずいぶん損してるような気がします。 一昔前のエロゲーの、しかも一流絵師の真似をした三流絵師の絵柄みたい。
なんで原作カバー絵の再現に徹しなかったんだろう? 人物は似せようとしているとは思うけど、ずいぶん違うよなぁ。 水彩の色遣いと滲みを取り入れていれば、それなりに評価される作品になったと思うんだけど、やっぱアニメじゃ手間かかり過ぎっすかね。
それよりも花澤さんだよ肝心なのは。
で、この映画を観て改めて感じたのは、花澤さんはボソボソしゃべるか悩んでるキャラのときにこそ光り輝くということ。
あんなハキハキしてるの花澤さんじゃない。 現に、何かよく分かんないキャラだった遠子が、プラネタリウム以降、急激に輝き出したじゃあありませんか。
俄でさーせん。 花澤さんコンタクトといえば「ムシウタ」「狂乱家族日記」「バスカッシュ!」「Angel Beats!」とかなんです。
気弱かつボソボソ喋るときの破壊力はメガトン級。 気弱で後ろ向きから前向きに覚悟を決めた瞬間はビッグバン級の破壊力だと思う。
「デュラララ!!」第16話が放映された今では園原杏里最強説を声を大にして唱えたい。
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