宇宙ショーへようこそ
2010/07/04 22:08 - あ行
PTA 推奨なお子様向けの作品なので、これと言って目を瞠るお話ではありません。
皆で力を合わせて悪に立ち向かおうという、きわめてオーソドックスなプロットであり、悪を憎んで人を憎まずな、今時ずいぶんヌルい展開です。
それに脚本的に多少甘さがあるという感じも否めません。
現地人との接触は極力回避する規則にも関わらず、ポチがいきなり子供たちに対して言葉を発するとか。
パンフを読むとプロットが最初のものとずいぶん変わってきているようなので、その辺りの齟齬が残ったままなのかも知れません。
と言っても、この映画がダメということではないですよ。 子供向けだから、これがイイんです。
そしてそれより何よりすばらしいのはカラーデザインとその使い方。 目が覚めるほどの美しさはいくら言葉を費やしても褒めきれないくらい素晴らしいと思いました。
とりわけ、月の観光都市グレート・ビギナーや宇宙まつりの眩いばかりに綺羅綺羅しいけど、決して毒々しくはないカラーリングには心を打たれました。
プロダクションデザインに okama が関わっていたり、オープニングは湯浅政明が手がけていたり、と聞けばそれもおおいに納得ですね。
参考アフィリエイト
湯浅政明関連
この間までノイタミナでやっていた「四畳半神話体系」はコメントする必要もないでしょう。
「マインドゲーム」は大っ嫌いな映画だけど、色遣いは感服せざるを得ない。
「カイバ」は第12回文化庁メディア芸術祭アニメーション部門優秀賞受賞作品。
倉田英之(脚本)関連
倉田英之は「R.O.D」を見れば充分かなぁオレ的には。
okama 関連
okama は選びきれないので検索結果一覧。