殺人狂時代(1967)
2006/07/15 12:39 - さ・ざ行
まず、いきなり真っ白いスタイリッシュな空間に居並ぶ狂人たちで度肝を抜かれます。
続いて、天本英世扮するドクター溝呂木の存在感に心を鷲掴まれます。
そして、現代的でオシャレなオープニングに目を見張らされます。
さらに、とても仲代達矢とは思えないトボケたキャラ桔梗信治が我々を映画の中に引きずり込まれます。
あとはもう、大胆な省略法によるテンポよい場面切り替えや、ユニークなストーリー展開などに目が離せません。
あれよあれよという間に、エンドマークまでなだれこみます。
もう完全にこの映画の虜となりました。
こんなに面白い邦画が存在してた時代が、かつてはあったんですねぇ、と感心することしきり。
都筑道夫の原作ももちろん優れているんだろうけど、それにも増して岡本喜八監督の力に寄るところ大なんでしょう。
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