ゴッド・ディーバ
2006/07/24 21:23 - か・が行
人間がいて、ミュータントがいて、宇宙人がいて、神がいて。
町があって、宇宙との結節点があって、神の聖遺物があって。
SFと神話を乱雑に捏ね合わせた、あってなきが如しのストーリー。
まぁこれは、考えるんじゃなくて感じるジャンルの映画なんでしょう。
だったらビジュアル的には、他の追随を許さない圧倒的なクオリティを誇ってほしいものですが、あまりにヘボいCGで涙が出てきます。
加えてわからないのは、特殊メイクをほどこした俳優とCGキャラクターとを、なぜ中途半端に混在させているのかということ。
オールグッドやリャン、あるいは警官といった人体改造していない、ごく普通の人物であるにもかかわらず、なぜCGキャラなのか。
一方、ユージェニックス社製人造ダヤクはどうも特殊メイクのようだけど、なぜ野生ダヤクと同じくCGキャラにしないのか。
どうも人間とCGとの使い分けの選別基準がわからん。
それにしてもあちらの未来都市というと、どうしても、スラムみたいにゴミゴミと薄汚れていて、超高層建築物が所狭しと林立していて、そのビルの隙間の空中を自動車が走っていないと気がすまないんだなぁ。 まぁこっちが本家本元らしいれど。
色遣いがとても美しかったのがせめてもの救いな映画。